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「日本は世界5位の農業大国」。タイトルに興味を持ち買いました。
皆さんの中にも「えっ!?」と思った人もいるのでは?
日本の農業といえば、「食料自給率の低さ」「農家の収入の悪さ」が連想され、農業衰退のイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?
この本は、そのイメージを払しょくしてくれます。
例えば、食料自給率は、カロリーベースでの計算で国内生産国内消費が前提となっているため、「カロリーの低い野菜などは自給率の向上に余りならない」、「肉などは飼料の殆どが輸入なので相殺され自給率の向上にならない」、「輸入作物がある以上は、いくら国内生産があっても自給率は向上しない」のである。
食料自給率の数字自体を全面否定はしませんが、これが農業のすべてをあらわせる数字ではないことは事実です。実際の農業生産額だけに絞ってみると日本は、中国、アメリカ、インド、ブラジルに次ぐ世界第5位の農業大国なのです。
本書では、民主党政権の「個別所得補償制度」についても触れられており、補償金に頼るようなことをしていれば、農家の思考能力は低下し、向上心も芽生えず、ひいては黒字の優良農家さえも解体させてしまう危険性をはらんでいて「農家衰退計画」といっても過言ではないと言及されている。
先日の視察でも紹介した農家などは、後継者問題など様々な課題を抱えながらも目標を掲げ自立した経営をされている。憐みをあおるような情報や制度を出すのではなく、本当は、そういった前進的に取り組んでいる方達を応援できる制度を創出しなければならない。
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